PPI Ranking
成分のエビデンスと配合量から算出したPPIスコアで、本当に中身の濃いプロテインを上位表示。価格との釣り合い(割安/平均/割高)も各製品に併記しているので、コスパで選べます。
このランキングは、ホエイ(WPI/WPC)・カゼイン・ソイのタンパク質純度・ロイシン含有量・1食あたりのタンパク質量(20〜40g)をコスパ指数(RVI)で評価しています。WPIは純度90%以上で乳糖除去済みですが、WPCより価格が高くなります。複合ブレンド処方はアミノ酸スコア補完によりPPIスコアが単体製品より高くなる傾向があります。
プロテインのロイシン量は製品ブランドではなくタンパク質の原料でほぼ決まります。 タンパク質100gあたりのロイシンはホエイが約11gと最も多く、 大豆(ソイ)・エンドウ豆は約7.5gで、同じロイシン量を摂るには1.5倍前後のタンパク質が必要になります (Gorissen et al. 2018, Amino Acids)。本ランキング掲載20製品のうち10製品がホエイ由来です。以下は原料別のロイシン含有量と、タンパク質の品質指標(アミノ酸スコア・PDCAAS・DIAAS)の一覧です。
| 原料 | ロイシン量タンパク質100gあたり | 報告レンジ% | ロイシン2.5gに必要なタンパク質量 |
|---|---|---|---|
| ホエイ(WPC・WPI) | 約11 g | 10.3〜12.1 | 約21〜24 g |
| カゼイン | 約9 g | 8.0〜10.2 | 約25〜31 g |
| 卵白 | 約8.5〜9 g | 8.4〜9.3 | 約27〜30 g |
| 牛肉(赤身) |
このランキングの見方
プロテインスコア(たん白価)は1957年にFAOが定めた歴史的な指標で、消化吸収率を考慮しない古い評価法です。現在の公的な評価には使われていません。なお「卵=100を基準とする指標」という説明は誤りで、卵を基準にしたのは1965年の「卵価」という別の指標です。web上に流通している食品別のプロテインスコア一覧(卵100・しじみ100など)は一次出典が確認できないため、当サイトでは掲載していません。現在タンパク質の品質を比較するなら、公的原典のあるアミノ酸スコア(1985年 FAO/WHO/UNU)か、消化吸収率まで考慮したDIAAS(2013年 FAO)を使うのが適切です。
ロイシン量は製品ブランドではなくタンパク質の原料でほぼ決まります。タンパク質100gあたりのロイシンは、ホエイが約11g(10.3〜12.1g)と最も多く、カゼイン約9g、卵白約8.5〜9g、大豆(ソイ)とエンドウ豆は約7.5gです(Gorissen et al. 2018)。同じロイシン量を摂るには、大豆ならホエイの約1.5倍のタンパク質が必要になります。
国際スポーツ栄養学会(ISSN)の見解では、筋タンパク合成を刺激するのはタンパク質20〜40g(ロイシン1〜3gを含む)とされています。ホエイなら20〜25gでロイシン2.2〜2.8gに達します。よく言われる「ロイシン閾値2.5g」は複数の用量反応試験から導かれた経験則・目安であり、単一の実験で直接測定された確定値ではありません。近年の系統的レビューでは、この閾値仮説は高齢者では概ね支持される一方、若年成人では支持されないという報告が優勢です。
ホエイは吸収が速く(30〜60分)トレーニング後に向き、カゼインはゆっくり吸収(5〜7時間)され就寝前に向きます。両者を使い分けるのが理想的です。
最終更新:
プロテインはホエイ・カゼイン・ソイで吸収速度・アミノ酸スコアが異なります。PPIスコアは複合処方の完成度を評価するため、WPI単体よりマルチブレンドが高くなる傾向があります。有効成分数チップを参考に、同じ種類(単体/ブレンド)で比較してください。
WPI単体製品と複合ブレンドが混在しています。PPIはブレンドの複雑さを反映するため、有効成分数を参考に同種製品で比較してください。価格重視なら「コスパ順」に切り替えられます。
※ 当ページはアフィリエイト広告(PR)を含みます。価格・在庫は各ストアでご確認ください。
グリコ
グリコ パワープロダクション エキストラアミノアシッド 480g サワーミルク味
ホエイ+回復系アミノ酸+マルチビタミン一体型

kentai
ケンタイ パワーボディ 100%ホエイプロテイン ミルクチョコ風味 350g
ホエイ100%+11種ビタミン+ミネラル3種配合
| 約8 g |
| 7.9〜8.0 |
| 約31〜32 g |
| 米プロテイン | 約8 g | 7.4〜8.3 | 約30〜34 g |
|---|
| 大豆(ソイ) | 約7.5 g | 6.9〜7.7 | 約32〜36 g |
|---|
| エンドウ豆(ピー) | 約7.5 g | 7.2〜7.6 | 約33〜35 g |
|---|
※出典: Gorissen SHM et al. (2018) Amino Acids 50:1685-1695(市販16原料をUPLC-MS/MSで実測)、 USDA FoodData Central(卵白・牛肉)。WPC と WPI はタンパク質1gあたりのロイシン比率はほぼ同じで、 違いは粉末あたりのタンパク質密度(WPC80 ≒ 80%、WPI ≒ 90%)です。 「ロイシン2.5gに必要なタンパク質量」は上記ロイシン比率からの換算値です。
国際スポーツ栄養学会(ISSN)の見解では、筋タンパク合成を刺激するのはタンパク質20〜40g(ロイシン1〜3gを含む)とされています (Jäger et al. 2017)。ホエイなら20〜25gでロイシン2.2〜2.8gに達するため、 一般的な1食分(20〜25g)でこの範囲に入ります。
よく言われる「ロイシン閾値2.5g」について
この数値は複数の用量反応試験から導かれた経験則・目安であり、 単一の実験で直接測定された確定値ではありません。近年の系統的レビューでは、 閾値仮説は高齢者では概ね支持される一方、若年成人では支持されないという報告が優勢です (Zaromskyte et al. 2021; Wilkinson et al. 2023)。 ロイシン量は原料を選ぶ際の有力な目安ですが、絶対的な基準として扱うべきものではありません。
プロテインスコア(たん白価)は1957年にFAOが定めた歴史的な指標で、 消化吸収率を考慮しない古い評価法です。現在の公的な評価には使われていません。
| 指標 | 策定 | 消化吸収率 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| プロテインスコア(たん白価) | 1957年 FAO | 考慮しない | 歴史的指標。現在は公的に使われていない |
| アミノ酸スコア | 1985年 FAO/WHO/UNU | 考慮しない | 日本で現在も広く使われる |
| PDCAAS | 1991年 FAO/WHO | 考慮する(糞便ベース・全アミノ酸に一律適用) | 上限1.00で頭打ちになり高品質品を区別できない |
| DIAAS | 2013年 FAO | 考慮する(回腸末端・アミノ酸ごとに個別適用) | 現行で最も精緻な指標 |
| 食品 | アミノ酸スコア | 第一制限アミノ酸 |
|---|---|---|
| 鶏卵・牛乳 | 100 | — |
| 牛肉・豚肉・鶏肉 | 100 | — |
| 魚類(あじ・いわし・まぐろ等) | 100 | — |
| 大豆(全粒) | 100 | — |
| 精白米 | 61 | リジン |
| 小麦(強力粉) | 36 | リジン |
| とうもろこし | 31 | リジン |
※出典: 山口迫夫「新しいアミノ酸スコアをめぐる問題」栄養学雑誌 45(2):85-90 (1987) 表3、 原データは科学技術庁資源調査会『改訂日本食品アミノ酸組成表』(1986)。 大豆は1957年のプロテインスコアでは56とされましたが、 評点パターンの改定(含硫アミノ酸の基準値 42→25 mg/g)により1985年のアミノ酸スコアでは100になりました。食品側が変わったのではなく、評価基準が変わっただけです。
| 原料 | DIAAS | 第一制限アミノ酸 |
|---|---|---|
| 乳タンパク質濃縮物(MPC) | 120 | 含硫アミノ酸 |
| ホエイ濃縮物(WPC) | 107 | ヒスチジン |
| 脱脂粉乳 | 105 | 含硫アミノ酸 |
| ホエイ分離物(WPI) | 100 | ヒスチジン |
| 大豆粉 | 89 | 含硫アミノ酸 |
| 大豆タンパク質分離物(SPI) | 84 | 含硫アミノ酸 |
| エンドウ豆タンパク質濃縮物 | 62 | 含硫アミノ酸 |
| 全粒小麦 | 45 | リジン |
※出典: Mathai JK, Liu Y, Stein HH (2017) Br J Nutr 117:490-499。 参照パターンは FAO が推奨する幼児(6ヶ月〜3歳)で統一しています。 DIAAS は参照パターンを変えると同じホエイ分離物が67〜125と大きく変動するため、 パターンを明示しない数値は比較に使えません。 文献間でも差があり、ホエイを85と報告する研究(Herreman et al. 2020)もあります。 なお FAO は「DIAAS 100以上=excellent」等のカットオフを確定値ではなく例示として示しており、 絶対的な合否基準ではありません。
WPI(ホエイアイソレート)は乳糖・脂質を除去しタンパク質純度90%以上と高く、乳糖不耐症の方や脂質制限中の方に向きます。WPCは価格が抑えられ乳由来成分も含まれます。
筋タンパク合成を最大化するには1食20〜40gのタンパク質摂取が推奨されています。体重1kgあたり1.6〜2.2g/日を目安に分割摂取してください。
アミノ酸スコア(PDCAAS)はホエイ・ソイともに最高値(1.0)ですが、ロイシン含有量はホエイが優れています。植物性食を選ぶ理由がなければホエイが筋合成効率で優位です。
スクラロース・アセスルファムKなどのFDA承認甘味料は適切な量では安全とされています。ただし人工甘味料ゼロを好む場合は無添加・ステビア使用製品を選べます。PPIスコアは成分力を評価するため、甘味料の種類は含みません。